実はうち
半壊認定 を受けております。

なのに今もってあまり補修していません。
ボロ家なのに瓦が一枚も落ちなかった!という奇跡に恵まれたせいもありますが・・・
あ。
今思い出した。
地震で玄関の引き戸がきちんと合わなくなっちゃって
そのせいでカギが閉まらないという事態になりました。
震災の夜は母と避難所に行ったんですが
(このお話はまた後で書きます~)
そのときに家のカギが閉まらなくて
「停電と余震が続く中、家を開けたまま行くか?それともこのボロ家にとどまるか?」
という究極の選択を迫られました。
無理にカギを締めたら、次の地震で今度は開かなくなる危険もあります。
お隣の家は地震の時に外出中で、戻ってきた奥さんが玄関を開けようとしたら、カギは開いてもドアが動かない!という状況に。
それでも何度か引っ張るうちに少しずつ動き、なんとか開閉ができるようになったそうです。
それで「また開かなくなったら困るから、ドアはきっちり閉めないわ!」とおっしゃる。
だったらうちも開けたまま避難所に行こうか・・・と思いつつ、脳裏に浮かんだこの言葉。
火事場泥棒
よく言うでしょ。「うちは盗られる物なんかないから!」って。
うちだって大したものはないけど
でも盗られたら超ムカつくし!痛手は大きいし!
地震の最中、母が身の危険も省みず、夢中で押さえたっていう液晶テレビを抱えて避難所には行けないしな~。
(どんだけテレビが大事な親子なんだよ!

)
ところがそういうケチ根性が火事場の馬鹿力を出すんですね。
一か八かもう1回!って足でガッと扉を押さえたら、カギが閉まりました。

それで安心して避難所に行くことに。
翌朝には家に帰ってきたんですが
ただそれ以後もうちの玄関のカギは、足で扉を押さえないと閉まらない状態に。
震災後のドタバタもあって、しばらくその状態で使っていたんですが、私は簡単に足で扉を押さえられるのに、うちの
婆さま 母ができなくてね・・・。
「閉まらない!」って逆ギレする始末。

とうとう石原良純さんの教えどおりにタウンページを開いて
鍵屋さんを呼びました。
正直、玄関扉の交換になったら困るな~高いだろうな~とかなり不安だったんですけど
なんと工具で調節して、30分ちょっとですっきり直っちゃいました!
すごいよ。専門業者!
費用は1万弱だったかな?
一瞬、部品交換もなく30分弱の作業で高いような・・・って思ったけど
でもまぁ背に腹は代えられないって気分でお支払いしました。